東遊園地ミストガーデン2020/Mist Garden 2020 at East Park

2020年のウイルス感染症拡大禍の夏、神戸市役所の南側に位置する市民に親しまれる公園である東遊園地を夏期にも利用してもらおうと、異常高温対策の一環でミストを発生する装置を約3ヶ月間設置した。ミストを発生する装置は、東遊園地の景観をより良いものにすると同時に、公園への親しみを増幅させるものでなければならない。人口約150万人の神戸市だが、背後にそびえる自然あふれる六甲山に親しみをより感じてもらい、その山並みの景観と環境の保全に関心を持ってもらうため、六甲山の間伐材を利用した『シビック・パレッド』を開発した。足場板の標準的な製材寸法である幅200mm x 30mmを基本とし、4種類の長さのシビック・パレッドを製作した。誰にでも簡単に様々なファニチャーを組み立てることのできる仕組みである。神戸市では特に阪神淡路大震災以降、花を主とした街並みの植栽整備に取り組んできた。本計画でも、花や植木を植えるプランターと市民に滞在してもらうためのベンチやデッキをデザインしている。“同じ時間と場所を共有しているけど、お互いを干渉しない適度な距離感”を保つための配置計画を行い、日中は家族連れや子供たちが駆け回るアクティブな風景、夜には1人や恋人同士で大人が楽しめる夏の涼景をつくることができた。花火や夏祭りは無いけども、ウイルス感染症拡大禍だからこそ、混雑した賑わいから離れた“神戸らしい風景”を問い直した。

計画概要
計画地域 : 神戸市中央区

企 画:山崎正夫 + 水谷元 / 神戸市 + SHARE WOODS + atelierHUGE

設 計:水谷元 / atelierHUGE

照 明:中村達基 / BRANCH LIGHTING DESIGN

ミスト:芦田工業

植 栽:関西造園土木株式会社

施 工:山崎正夫 / SHARE WOODS 

​All photo by Yoshimasa Kubo

©atelierHUGE  ©アトリエ・ヒュージ

福岡県の建築設計,住宅設計,店舗デザイン,リノベーション