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BAR LEONEO

福岡市の舞鶴に位置するアパートの1階に入るBARのインテリアデザインである。舞鶴地区は親不孝通りを中心に90年代以降クラブやライブハウス等が数多く立地し、福岡の音楽シーンを支えてきた。また福岡のストリートアートの発信拠点のひとつである。しかし都市開発は南側や博多地区に移り、時代に対応できず若年層離れが進んでいる。この課題を解決するための小さな機会をつくりたかった。計画地周辺には勾配屋根の木造家屋が点在し、過去の街並の面影がある。過去と現代を繋ぐ基盤となるよう、低く抑えた小屋裏のような天井をデザインした。カウンターは一般的なダイニングテーブルの高さとし、床は一部フローリングを使用している。内部壁仕上げは既存のモルタル下地を露出させることで外部と内部が反転したような印象となった。これらにより舞鶴の街並を継承しながら、住まいのように親しみやすい都会的だが、落ち着いた空間を提案している。

計画概要
計画地域:福岡市中央区舞鶴2丁目
主要用途:飲食店​​

​All photo by Toshihisa Ishii

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